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乙女ゲームメインで感想ブログ

『ミュージカル Code:Realize ~創世の姫君~』感想


先日、『ミュージカル Code:Realize ~創世の姫君~』(コドミュ)見てきました!

ミュージカル化が決定してから結構の日々がたちました。

一体いつやるんだろうって楽しみにまってたけどなかなか発表がこなく、しかし日程らが発表になってから、チケット販売、実際の公演日まではあっという間でしたね。

 

2.5次元を含めて色々な舞台はみてますが、乙女ゲームの舞台を見るのは始めてかも?

映像でコルダはみたことありますがその他はどうだっけな。

あ、劇団シャイニングは見に行ったかも。あと薄桜鬼もみた。それもオトメイト作品だ。

それなりにありました。

 

吉谷さんの演出舞台は幕末ROCK戦国無双ヘタリア、ハイネと何本か見てるのでなんとなくイメージがわく。

主役良知さんだしね。歌はいいかもしれないけど、良知さんは全面的に自分色が強すぎるから、聞いてると良知さんだなーと思って正直キャスト発表のときはちょっとがっかりしちゃいました。

ほんと良知さんがやったらルパンってか良知さんになっちゃうもん。

でもそれは私に先入観があるからそう見えてしまうだけで、あまり舞台見てない人には好評なのかも。歌もうまいし。

 

自分がみた回は5/18 19:00。

とてもラッキーなことに、私の一押しキャラのサン・ジェルマンの声を担当している平川さんがアフタートークにゲストとしてきてくれた回でした。

これは本当にラッキーで嬉しかったです。

 

感想はちょっと辛口になるかもしれませんが、自分なりの感想を書いていきます。

みてから10日ぐらいたってるし、途中にイベントとかもいっててだいぶ記憶も薄れてきてますが。

 

 

まずね、舞台としては題材は素晴らしいと思うんですよ。

機構都市ロンドンですよ。世界観がカッコいいし、衣装は素敵だし、舞台向けだと思う。

ただ、どうしても、あの壮大なストーリを1本に仕上げるには時間が圧倒的に足りない。

ジェットコースター舞台でした。

とにかくつまってる。つまりすぎてる。

2時間ちょいだとおもいますが、中だるみなんてしてる暇ほどないほど情報がつまりっぱなし。

ずっと走ってる感じで見てるほうも疲れました。

一瞬も気を抜けないというか。

あと年中ボカンボカン爆発してスチームももくもくしてたし。ほんとせわしなかった。

最近の2.5舞台ってこういうの本当に多いんですよ。

休憩はさまず一気に2時間弱で終わらせるってのが。なにか規制でもあるんですかね?

私としては、休憩挟んでせめて3時間ぐらいにまとめてくれたほうがありがたい。

せっかく良いシーンがあっても余韻にひたっている暇もない。

感動したとおもったらすぐに違う場面ですよ。もったいない。

見てる側も第1部が終わってから、15-20分の休憩があり、そこであの場面良かったなーとかかっこよかったなぁとか振り返りたいんですよ~。

とくに今回はミュージカルですよ。

歌も良かったのに、なんか詰まりすぎてて良い曲を思い返す時間もなかった。

それが本当にもったいなくて、残念でした。

 

あと仕方ないんですけどルパンルートだったからルパンメインで他のキャラが空気だったかなぁってとこ。

とくにサンちゃんとかめっちゃ空気だった。

でも伯爵な雰囲気が凄くでてから満足です。

アニメもルパンルートだし、もうそれは仕方ない。わかってみにいってましたから。

 

そういえば、今回席が8列目で後ろが通路だったんですが、始まる前にスタッフさんから「キャストがこちらを通るけど、身を乗り出したりしてみると危険なのでおやめください」的なこと言われました。通路前や後ろの席に座ることは今までもあったけど、こんな注意はあまりきいたことないな。

なんかやらかしちゃった客がいるのかなぁとか思って聞いてたけど、実際舞台で後ろキャストが通ったとき、めちゃくちゃ闘ってました。

丁度フランが真後ろで闘ってるとこで、武器振り回して凄い迫力で身を乗り出すところか、めっちゃよけてしまいました。

あれはたしかに注意してくるわ。

そしてカメラはいってる日だったらあそこの席だとめっちゃ顔写ってたと思う。よかった、その日じゃなくて(笑)

 

なんだかんだといいましたが、クオリティ的には悪くなかったです。てか、全体的には良かったです。スピード感ある舞台でしたが。

吉谷さんだしアンサンブルの方たちが他の作品みたいにでばってて邪魔ってことはなかったし、反対に色々な役をこなし、踊り、歌い、さらに黒子として大道具をうごかしたり、と大活躍で。

アンサンブルの方たちのおかげで素晴らしい舞台ができてるなって感じがとてもしました。ミュージカルにはアンサンブルの方たちの実力がほんと大事。

 

キャストを一人ずつちょこっと感想。

 

ルパン:

さっきも書いたけど、やっぱ良知さんは良知さんだな。

2.5舞台では役者さんもキャラクター研究してアニメやゲームだと声優さんリスペクトしてに合わせてくる人多いんだけど、彼はいつも我が道をいくって感じ。

今まで色々な役をこなし、大きい舞台でも活躍されてる人だから、前面的に自分自身が前にでてきちゃってる風に思えます。

それが合うキャラもいるけど、合わないキャラもいる。

幕末ロックやNARUTOはあってたけど、私的には黒執事とかは、ん~って感じだったし。なんか私、狙ってないけど結構見てる舞台に良知さんっているのね(笑)

でもやっぱ歌もうまいし踊りもいいし、オーラはありますね。

ルパンらしいかっこよさや自信満々のふてぶてしさ(笑)とか凄いイメージでてました。

カルディアちゃんとのやり取りは萌えでしたし、ショルメ相手だと大人げなくなっちゃう感じとか、良かったです!

 

カルディア:

とても可愛らしい子でカルディア合ってました!歌はそんなうまくないけど、雰囲気はばっちりだったな!喋り方もおっとりしてて護ってあげたくなる。

そしてカルディアは衣装がとにかく凝っていて良かった。

あの最初に着てるドレス風の衣装が手抜きだと確実に安っぽくなっちゃうから、そうじゃなくてよかった。

 

インピー:

前ナレのときから、凄い森久保さんっぽくてびっくりしました。

森久保さん、声や喋りに特徴あるけど似せるのは難しいと思ってた。声質は違うけど、喋りのテンポとか凄い似せてきてて、凄いインピーだ!!って思いました。

インピーはインピールートじゃないと笑い担当になるから。煩悩100%で舞台でも和ませてもらいました。

でも重くなるストーリーの中でインピーみたいなキャラは重要ですよね。インピーは本人ルートではぐっとくる台詞もあるしカッコいいんで、インピールートも見たいなぁって思いました。

 

ヴァン・ヘルシング

 

うーーん、ちょっと微妙だった。ヴィジュアルは良かったんだけど、喋り方が諏訪部さんを意識しすぎて失敗に終わったという感じがする。

諏訪部さんはね、ほんとあの美声だからゆるされる喋りってのがあるんだよね。

なんか喋りがわざとらしい上にヴァンの台詞って中二病っぽいの多いんだよなぁ。まぁ、ヴァン自体がそういうキャラっていえばそうなんだけど(笑)

ゲームでもひたすら不幸だし報われないしね。

ストーリーの中でヴァンだけ途中からルパン一味にはいってくるんだけど、それが舞台では唐突すぎるんだよなぁ。

だからその後の闘いも絆もなにもあったようなもんじゃないよね、って思っちゃう(笑)

 

フラン:

ごめんなさい。あまり記憶がない。

正直、話のなかでは結構フランとサンは空気だったんだけど、私がサン好きなんでサンのほうはよく見てたからフランはあまり見てなかったんだよね。

真後ろで黄昏と闘ってるときはほんとびっくりしたし、すごい迫力だったけど、その他は記憶が・・・。

ある意味、はまってて違和感なかったから、印象に残ってないってのもあるかも。

まぁ、仕方ない。目は二つしかないんだから。

 

サン・ジェルマン:

先ほど書いたようにサンもとくに活躍といったら、フィーニスとのシーンと毒薬渡すとこだけ?って感じで活躍もほぼなくソロソングもなかったんですがサンちゃん好きなんで注目してみてました。

立ち振る舞いや喋り方、よかった~~!殺陣も優雅でカッコいいよ~。

サン・ジェルマンだー!!って思いましたもの。

おっとした空気が癒しだ~。

でもサンがゆっくり上品に大道具とか動かして最後にストッパーかけてるのとかばっちりみちゃってちょっと笑った。伯爵が裏仕事~!

 

ショルメ:

ショルメってそんなに関わってきたっけ?と思ったらストーリーテラー的に出てきて、話を進めてくれるから初っ端から出てたし、歌も歌ってた。

あのルパンを振り回すキャラだから(それも良知さんだし)それなりに若手すぎない人をキャスティングしてくれて良かった。

君沢さんはショルメぴったりでした!!

彼が話がまとめてくれた感があるので重要のキャラですね。

 

フィーニス:

まず、あの髪型が違和感なく似合ってるのが凄い!!

そして、フィーニスの高笑いしながら周りを嘲り罵るまさにヒールなキャラを見事に演じてたのが素晴らしい。

もう今回のMVPは間違いなく彼ですよ~。

序盤は生意気でむかつけど、彼のバックグラウンドを知ると哀れでひたすらかわいそうになっていくんですよね。

そんなフィーニスを見事演じてくれてありがとうございました。

しかし、星元君はさあまりにカテコのトークも完璧すぎて可愛げがないね~(笑)

まだ20歳ぐらいなんだし、カテコぐらいもう少し隙を見せてもいいんじゃないのかなとか思ってしまう。

 

感想書いてたらもう一回ぐらいみたくなってしまった(笑)

1回しかみてないから、見落としも多いし、歌もまた聴きたい。

なにより今回見て思ったのは、他のキャラのルートもぜひ見たいです!!

 

そして、今回のアフタートーク!!

司会にインピー役の鷲尾さん、そして、サン役の滝澤さんとゲストの声優の平川さんの3人でした。

10分~15分ぐらいですかね。

そんなに長くなかったけど、サン推しの私には最高な萌えでありましたよ!サンちゃんが二人!二人とも本物!!最高!

まさか舞台みにきて、生平川さんのサンボイスが聞けるとは~~!

平川さんは初めて自分が声やってるキャラがでてる舞台を見たらしく、感激されてました^^

そして滝澤さんも凄い緊張してたけど、全身から喜びを感じました(笑)いや、まじで。

それで滝澤さんのリクエストで平川さんがゲーム内の台詞を言ってくれて~~(涙)

ほんと素晴らしかったです。ありがとう、平川さん。ありがとう滝澤さん!!

鷲尾さんがうらやましがってました。森久保さんにも声が届くといいね~!

 

コドミュも終わっちゃったなぁ。

ニルアドも舞台化決まってるけど、これは未プレイなんですよねぇ~。

梶くんでてるしゲームをそのうちやりたいと思ってるから、Switch発売したから買っちゃうかもね!

 

 

『ミュージカル Code:Realize ~創世の姫君~』

 

◆公演日程/会場: 

[東京公演]  2018年5月17日(木)〜20日(日)/シアター1010

[大阪公演]  2018年5月26日(土)〜27日(日)/森ノ宮ピロティホール

 

◆キャスト

アルセーヌ・ルパン役:良知真次

カルディア役:長谷川愛

エイブラハム・ヴァン・ヘルシング役:秋沢健太朗

ヴィクター・フランケンシュタイン役:仲田博喜

インピー・バービケーン役:鷲尾修斗

サン・ジェルマン役:滝澤諒

フィーニス役:星元裕月

エルロック・ショルメ役:君沢ユウキ 他

 

◆演出:吉谷光太郎 

◆脚本:浅井さやか

◆音楽:tak    

◆振付:MAMORU